闇に惑えし乙女の舞い

闇に惑えし乙女は舞う
焦がれし物を想いて
ただ舞い続ける

何時しか乙女は
闇にわれ
眠りの夢に囚われる

桜舞う樹の下で
桜花と共に
やかな舞いを奏で

美しき乙女の姿に
魅入られし
観覧者の視線の
紅き石の輝きを放ち
桜花に包まれ
眠りに就いた

人々,語る
乙女は桜の精となり
花弁の舞いで
夢を奏でている,と

そして桜は朽ちる事なく
永遠に
舞い続けてゆく,と

けれど乙女の舞いは
少女達を闇に
堕天使の呪縛となった

此れは闇に惑えし乙女の
夢の奏でた物語り
だ終わる事を知らぬ
旋律──