華占い

“好き”か“嫌い”か
たったひとつの問いの為
一輪の華が手折られ散りゆく

一度目の“好き”で一枚目
一度目の“嫌い”で二枚目が
二度目の“好き”で三枚目が逝く

ひらひら舞い散る
薄桃色の数多の花弁
風に飛ばされ何処へゆくのか
──誰も知らない世界の先へ

二度目の“嫌い”で四枚目
三度目の“好き”で五枚目が
三度目の“嫌い”で六枚目が死す

ひらひら舞い散る
薄桃色の数多の花弁
風に飛ばされ何処へゆくのか
──誰もいない世界の底へ

死にゆく貴女に“華”を捧げて
共に“常春の國”へ逝きませう