fallen alpha

宵の の始まりに
灯りひとつ
迷いの小径の終わり
照る灯籠の緋の様に

嘗て燦然と輝けしの頃
真白き翼が我を我足らしめ
光はする我が導きの手に
天上に謳われ英雄が誉れ

空から墜つ金色
見惚れし民の尊崇
逝く光が消えぬ内
唱えめる切な願い

今尚忘れに一夜の月
真白き翼が我が背より墜ち逝き
飛べぬ空に身を投げし雛鳥が如く
我は金色と染まり堕天せん

灯り消え宵又
白白明けの暁闇
流れ墜ちし石の
空白と空洞の地に

今宵の月を見上げ雫を零す
真白き翼が真黒と変わり果て
戻り得ぬ昔に想いを巡らし
彷徨い永遠に生きる我は屍