衣擦れの音 カーテンが啼く 僕を呼ぶ声 オイデオイデと 玻璃窓の外 漆黒の夜の闇に 嗚呼,恍惚 君に出逢える夢見の中で 僕等を隔つ玻璃が砕けた 君と触れ合う寸前に僕は 奪われた夢 鏡に映し出され 伸ばした腕 冷たい指の先で 笑む君の姿 僕を誘ってゆく 嗚呼,墜落