奇怪な魂

なものに
焦がれる心
紅と黒の美貌に恋した

美を美と認め
のまま
されど総ては
“私”の価値観

奇な異なものを
愛した異端
紅と黒の美貌を壊した

美を美と認め
醜は忌のまま
ただ今だけの
“私”の価値観