色彩輪廻恋詠

目醒めた
恋以前の桃
手にした
に出来ない
初めて知った感情

心を持たない
私がを浴び
この世界にの色が生まれた日
縛めの銀が
鼓動を貫き
あるはずのない心臓が啼き始めた

切ない
零れ堕ちた青
重なる
広がっていく黄
哀しく優しい気持ち

を纏っていく
の純潔
緑の
空高く掲げ
藤の永痛
楔で縊ろう
触れた人差しの指に灯る

蠢く蠱惑
に魅入られた悲劇に
痛む胸
赤が加速して
ずっと
旋律巡り廻って
美しい
ここは極彩

は失われ
迷宮の胎児
の錯綜は
深く潜み
茜の天翅
日月を抉ろう
止まない音色は夜に解ける

囁く
黒に包まれる喜劇に
還る時
白に染められて
ずっと
旋律巡り廻らず
美しい
ここに極彩などはない