藍色の溜め息

から吐き出された溜め息
気泡となって空へ
止め処なく零れて浮かぶ
あの空は藍色

哀しみを
切なさを
苦しみを
虚しさを
舌先で絡め取って味見する

溜まっていく泡沫
溺れていく心
藻掻いて 藻掻いて
手を伸ばす
悩んで 悩んで
死にたくなった

それくらい私は 生を見ていた

水面に空いた丸い穴
藍の中にひとつの
突き抜けて 繋がった


脣から産み落とされた言葉
音楽となって空へ
止め処なく零れて溶けた
あの空は蒼色

かつて天井に空いた丸い穴
蒼を広げて藍の外
繋がった先に君がいた

空に押し入り
して
あの時繋がったから
今なお彼の側にいられる